
今回は、EPOMAKER「Click Mouse」のレビューになります。
キーボードを中心に販売してきたEPOMAKERですが、メーカー初のマウスを発売しました。
前回レビューしたキーボード「HE68」もそうですが、ラピットトリガー搭載キーボードを次々と発売しており、ゲーミングカテゴリーに本格的に力を入れ始めている印象を受けますね。
EPOMAKERさんから商品提供を受けています。レビュー機会を頂きありがとうございます。
いつも通り、忖度なしのレビューをしたいと思います。
epomaker.com
現在Amazon.jpでの取り扱いはなく、EPOMAKER公式サイト、EPOMAKER Store(AliExpress)で取り扱いされています。
カラーは2色展開


価格は$69.99ですので、約10000円といったところでしょうか。
- 公式サイト Epomaker CLICK Mouse
- AliExpress(EPOMAKER Store) Epomaker CLICK Mouse
Amazon.jpでも取り扱いが開始されています。※商品ページのみ
では、EPOMAKER製マウスの初号機がどのようなマウスになっているのか、見ていくことにします。
スペック
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Brand
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EPOMAKER
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Model
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Click Mouse
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Material
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Plastic
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Connection
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Tri-Modes (2.4Ghz Wireless, Bluetooth and USB A to C Cable)
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DPI
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6 stages adjustable at 800, 1600, 2400, 3200, 5000 and 42000
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IPS (Inches per second)
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750 IPS
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MCU
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PAN1080
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Acceleration
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50g
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CPI
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30000
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FPS
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Self-adjusting
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LOD
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0.7mm, 1mm, 2mm
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Sensor
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PAW3950
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Polling Rate & Report Rate (in 2.4G or USB Mode)
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Default 1000hz and Max. 8000hz. (7 stage adjustable at 125hz, 250hz, 500hz, 1000hz, 2000hz, 4000hz, 8000hz)
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Polling Rate/Report Rate (in Bluetooth Mode)
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125hz
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Battery
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500mAh
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Compatible OS System
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Windows/Mac/Linux
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Size
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12.1*6.36*3.87cm
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Weight
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about 58g
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(公式サイトより引用)
開封と中身
箱
あまりゲーミングを意識させないシンプルデザイン。


しっかり技適マークが印字されています。

同梱物
マウス本体、USB Type-A to Cケーブル、2.4Ghz無線レシーバー、グリップシール、取扱説明書

レシーバーはこんな感じ。

本体
とてもシンプル。

裏側には接続切り替えスイッチ、ポーリングレート変更スイッチがあります。

どことなくRazer Viper V2 Proに似ている気がします。
サイドボタンは2つ搭載。デフォルト設定では「戻る・進む」です。

ホイールはラバー加工されていています。

重量は58.4gとなかなか軽いです。

ホイール下のボタンで、DPIを変更することができます。

せっかくなので付属のグリップシールを付けてみました。

しっかりグリップしますし、見た目も悪くはないのですが、シールの厚みに違和感を感じてしまったので、結局外してしまいました。ほんの僅かですが、重くなってしまいますしね。
そのままが一番です。
設定・ソフトウェア
ソフトウェアをインストールしなくても、本体のみで簡単な設定が可能です。
プラグアンドプレイというやつですね。
操作マニュアルはこちらで確認できます。


一応日本語にも対応していますが、誤訳がありますね。まぁ御愛嬌ということで。ちなみにインジケータの説明表にある「エロい」は「イエロー」が正しいです。
最初見たとき、不覚にも少しワクワクしてしまったのは内緒です。
▼本体で設定を変更している様子▼
ソフトウェアを利用すれば、さらに細かなカスタマイズが可能です。
▼ダウンロードはこちらから可能です▼




キーボードと同様に、各種ボタンにキーマッピングできたり、レイヤー設定できるのが面白いですね。ただアプリケーションごとに、自動にプロファイルを切り替えるような機能はないので、手動で切り替える必要があります。
ホイール下の2ボタンにレイヤー切り替えボタンを割り当てると色々と活用の幅が広がりそうですね。
このEpomaker Driverですが前回レビューしたHE68と同じソフトウェアなので、デバイスを一括管理することが可能です。

これまで、デバイスごとにソフトウェアが異なるということが多かったのですが、やっと統一感が出てきましたね。
以前、どこかのレビュー記事で、「一つのソフトウェアで管理できるようにして欲しい」という要望を書いた記憶があります。
今回は良い仕様になっていると思います。
ただソフトウェア自体に関しては無骨ですし、少し地味なので、もう少し明るいソフトウェアにして欲しい気はします。せっかく技適も取得されているわけですから、日本語にも対応もして欲しいところです。
使用感レビュー
しっかりと手にフィットして、軽量なので快適に使用できます。各ボタンの押し心地も良いですし、何の問題もありません。
ゲームでの利用は、EPOMAKER HE68と組み合わせて使用しましたが、快適に使用することができました。接続における不具合もなく、遅延も感じません。

悪い意味ではなく「普通に」使えます。
EPOMAKER初のマウスということでしたが、しっかりと作られていて、初号機とは思えないほど品質の良いスタンダードマウスに仕上がっていますね。
ゲーミングマウスとしてとても使いやすいですし、作業用にも良いと思います。
めちゃくちゃ多機能というわけではありませんが、スタンダードなゲーミングマウスとして、高いクオリティを備えているのは確かです。
気になるポイント
付属のグリップシールが少し分厚い
使わなければ良い話なのですが、せっかくなのでもう少し薄手のシールが良いと思います。
ソフトウェア関連
細かな設定はそれなりにできますが、プロファイルが自動で切り替わらないなど痒いとことに手が届かない印象を受けます。
まとめ
ということで、EPOMAKERから登場した初号機マウス「CLICK Mouse」をレビューしてきましたが、確かなクオリティを備えた、とても使いやすいマウスに仕上がっていました。
現在はAmazon.jpでの取り扱いはありませんが、Amazon.comでは取り扱われているので、そのうち日本でも購入できるようになると思います。技適も取得されていますしね。
Razer Viper V3 ProやLogicool G PRO X SUPERLIGHT 2などが2万円前後で販売されているのを考えると、約10,000円で同じようなスペックのマウスが購入できるのは、なかなか良いのではないでしょうか。
HE68と見た目的にも相性が良いので、バンドルセットで販売するのも面白いかもしれませんね。15,000~18,000円程度のゲーミング入門セットとして販売されればコスパセットとして、けっこう人気になりそうな予感がしますね。
以上、色々と述べてきたわけですが、初号機からこのクオリティで仕上げてくるのは素晴らしいと思います。
キーボード制作で培われた技術が、うまく活かされているのだろうと思います。
他ボタンマウスや、作業効率を向上させる機能的なマウスなど、登場するかは分かりませんが、今後のEPOMAKERの新製品デバイスが楽しみになりました。







