今回はEPOMAKERの「TIDE49」のレビューになります。
前回レビューした「Tide Alice」に引き続き、TIDEシリーズの新しい仲間です。
EPOMAKERさんから商品提供を受けています。レビュー機会を頂きありがとうございます。
いつも通り、忖度なしのレビューをしたいと思います。
epomaker.com
前回レビューした「TIDE ALICE」は、かなり高い評価をしました。個人的にEPOMAKERキーボードにおいて、最高のキーボードに仕上がっていたと思います。
今回のTIDE49は、その名の通り49キーを搭載した40%配列キーボードとなっています。
現在は、EPOMAKER公式サイト、EPOMAKER Store（AliExpress）で購入可能です。
- 公式サイト EPOMAKER TIDE49
- AliExpress（EPOMAKER Store） EPOMAKER TIDE49
まだAmazon.jpでの取り扱いはありませんが、そのうち販売開始されるでしょう。
それでは、どのようなキーボードになっているのか、以下に詳細を見ていくことにします。
それではレッツゴー！
スペック
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Brand
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EPOMAKER
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Model
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Tide49
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Layout
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40% ANSI US Layout
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Number of Keys
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49 Keys
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Battery
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3000mAh
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Battery Life
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10 hours with Backlight on, and 110 hours with Backlight off.
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Connectivity
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Type-C Cable, 2.4GHz, Bluetooth 5.0
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Compatibility
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Mac/WIN/Linux
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Front Height
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21.8mm
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Back Height
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29.4mm
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Typing Angle
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around 5 degree
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Case Material
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6063 Aluminium
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Plate Material
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FR4
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PCB Thickness
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1.2mm
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Flex-Cut
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Flex-Cut
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Stabilizers
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Steel Plate Stabilizer. (Not Compatible with Screw-in Stabilizer)
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Mounting Structure
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Gasket-Mount
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Sound Dampening
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5 layers: Sandwich Pad, IXPE Switch Pad, PET Sound-Enhancement pad, Poron case foam, and PET insulation pad.
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Switch
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5-pin Pre-Lubed Mechanical Switch
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Hot-swappable
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Yes, with 3/5-pin Mechanical Switches
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RGB
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South-Facing, Per-Key RGB
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Polling Rate
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1000Hz (USB, 2.4Ghz), 250Hz (Bluetooth 5.0)
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Latency
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2ms (USB), 10ms (2.4Ghz wireless), 20ms (Bluetooth 5.0)
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Keyboard Dimensions
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2839538.4mm
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Keyboard Weight
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around 1kg
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（公式サイトより引用）
開封と中身
箱
シンプルパッケージですね。
付属品
USBケーブル、キーキャッププラー、六角レンチ、ドライバー、予備スイッチ、取扱説明書
本体
コンパクトデザインですね。キーキャップデザインも可愛い。
これまでのTIDEシリーズとは違うポップな印象です。
背面は鏡面仕上げ。我が家の天井の木目が反射しています。
技適認証の表示も問題ありませんね。
横から見るとこんな感じ。
本体上部、左側にはUSB接続部、電源スイッチ。
本体上部、右側にはUSBドングルが収納されています。
キーキャップはTide Aliceと異なるものが採用されていますね。印字デザインもカラーリングも異なります。
厚みは1.6mmと十分な厚みがあります。
キースイッチは、TIDEシリーズ共通のZebra Switch。プレートはFR4プレート。
重量はコンパクトボディでありつつも9300g。ズッシリですね。
キーボードの中身
六角レンチが付属していますから、せっかくなので中身もしっかり確認しておきます。
ボトムケースの加工精度も高いですね。とてもキレイです。
PCBはこんな感じです。
フォームはPCBの上に3層、PCBの下に2層。
Tide Aliceと同じく、最下層の2つのフォーム・シートは粘着固定されていました。
フォームなしの打鍵音を収録したかったのですが、一度取り外すと復帰できそうにないので、やめておきます。
ソフトウェア
QMK/VIAに対応しています。
JSONファイルはこちらからダウンロード可能です。
デフォルトのキー配列はこのような状態です。
ここから自分好みに設定することができます。
Any Keyがどこまで使えるのか、キーマッピングテストも行っておきます。
【Tabキー】◯
長押しCtrl、短押しCaps Lock
MT(MOD_LCTL,KC_CAPS)
【ENTER】◯
長押しCtrl、短押しEnter
MT(MOD_LCTL,KC_ENT)
【右SHIFT】◯
MT(MOD_LSFT ,KC_MINS)
【Space】◯
長押しShift、短押しSpace
LT(2,KC_SPC)
全て問題なく動作しました。
制限されることなく自分好みのキーマッピングを行うことが可能ですね。
使用感レビュー
デザイン
キーキャップのカラフル印字の可愛さが、コンパクトな筐体と良くマッチしていると思います。ついついデスクに置いておきたくなるビジュアルです。
打鍵感・打鍵音
かなり高いの評価をしたTIDE ALICEとほぼ同じ打鍵感と打鍵音ですね。構造も採用されているキースイッチも同じですからね。当然と言えば当然なのかもしれません。
スムーズな打鍵感と、コツコツと大理石のフロアをヒールで歩いているような音のコラボレーションが、とても心地良いです。
重量が約1kgあるので、タイピング時の安定感も抜群ですね。
▼打鍵音を収録しています▼
40%配列
このキーボードの特徴はなんといってもコンパクトな40％配列ですね。キーマッピングを楽しめるかどうかで、評価は変わるでしょう。
自分好みをキーマッピングを設定できれば、ホームポジションから手を動かさない効率的なタイピングが可能になります。
もちろん慣れるまでは修行期間が必要です。自分好みの設定を煮詰めながら、それを身体に慣らせていく作業になるので、そこが苦痛に感じる方にはおすすめできませんね。
特に数字キーはないので、レイヤーをうまく使う必要があります。
が、しかし！
「キーマッピングはともかく、このコンパクトデザインが最高だ！」という方もおられると思います。そういう方は、10キーを購入すると良いですよ！
上の画像ではEK21-Xを横向きにしています。
10キー（EPOMAKER EK21-X）を横向きに使うという我ながらナイスなアイデア。
— けんじろ (@IRIELIFE_420) April 22, 2025
左手デバイスとして、ちょうどいい角度になるよ。
2つ使うと... ふふふ。 pic.twitter.com/3SKqDjuSui
配列のデメリットを受けることなく、使用することが可能になります。
ただ省スペースではなくなるという、また違ったデメリットが生まれてしまうのは仕方ないところです。
他のキーボードと比較
サイズ感はこのようになります。
こう見ると、やっぱりTH40は独特な配列ですねぇ。
TIDE49は意外とキー数があるので、まだ慣れやすそうではあります。
気になるポイント（要望）
10キー付きが欲しい
40%配列なので、それはそれで良いです。楽しいです。
しかし、先程EK21-Xを横にEK21-Xをセッティングしたように、10キーが左右に配置された製品があると、デザインに特徴が出ますし、40%配列にはない記号や文字を補完できまるというメリットも生まれます。
なにより一般的に受け入れられやすくなりますね。
イメージ：YK-YL40 （AliExpressリンク）
または、テンキーとのバンドルセットも良いかもしれません。
次はTIDE21ですか？笑
ちょっとだけ期待してます。
まとめ
今回はTIDE49のレビューをしてきました。
良かったポイント
- コンパクトで可愛いデザイン
- 40%配列
- 硬めで気持ちの良い打鍵感・打鍵音
- カスタマイズ性の高さ（QMK/VIA対応）
- 安定した無線接続
- 技適取得済み
微妙だったポイント
- 40%配列であること（人を選ぶ）
- 少し価格が高いかも
キーボードとしてはニッチな製品ですが、10キーと組み合わせて使用するのであれば一般的？にも受け入れられやすいと思います。
やはりネックになるのは価格ですね。現在、公式サイトでの価格がTide Aliceよりも1500円高い21,000円に設定されています。ニッチなキーボードですが、けっこう強気な価格設定をしているという印象です。
しかしながら、筐体の完成度から考えると妥当な価格かもしれません。
アルミ筐体の40%配列キーボードで、技適取得済み製品というのはかなり貴重な存在ですから。
こういったニッチな製品を世に送り出してくれるEPOMAKERのチャレンジ精神を評価したいです。
配列は40%ですので、キー数は少ないですが、その分遊べるワクワク感120%の楽しいキーボードに仕上がっていました。
ということで、この記事を読んで「TIDE49」が気になった方は、是非チェックしてみてくださいね。
