IRIELIFE!-Blog

ガジェットのレビューを始め、買ってよかったモノ、コスパが良いモノ、気になったモノ紹介していくブログです。

Lofree Flow Liteを再評価。静音スイッチHadesと新キーキャップで生まれ変わる!

以前書いたFlow Liteのレビュー記事では、あまり高くない評価をしていたのですが、その後、Lofree Flow(無印)や、EPOMAKERのLuma84といったロープロファイルキーボードのレビューをする中で、Flow Liteの評価が相対的に上昇するという状況になっていました。

 

Flow(無印)はキーマッピングができないという致命的な欠点があり、Luma84は打鍵音がチープで期待外れでした。

そんな中で、それぞれが足りない部分を補完しつつ、いいとこ取りをしているのがFlow Liteであることに気がついたという感じです。

打鍵感については「良いが、最高の打鍵感かと言われれば、そこまでではない」という評価は変わっていませんでした。

 

そのような状況の中、

LofreeさんからHadesスイッチと新キーキャップを提供して頂きました!ありがとうございます。

 

このキースイッチとキーキャップに交換すると、一体どうのようになるのでしょうか...

 

まず、結論を先に述べておきましょう。

素晴らしいキーボードに生まれ変わりました。

細かな気になる点は引き続き残るものの、かなり満足できるキーボードになりましたね。

 

それでは、詳細について以下にレビューしてきたいと思います。レッツゴー。

 

取り付け

ということで、早速取り付けていきましょう。

 

Before

Phantom Switch(Flowと交換していました)

 

After

Hades Switch

Hades Low-profile POM Switches | Lofree

Hades Low-profile POM Switches – Lofree Japan

 

Before

 

After

Retrowave Keycap 

Retrowave | Keycaps | Lofree 

LOFREE Official Store |  AliExpress 

 

使用感レビュー

デザイン

デフォルトのシンプルなキーキャップから、立体感のあるポップなデザインになり、めちゃくちゃ可愛く&カッコよくなりました。レトロ調は基本的に好みではないのですが、このRetrowaveはクラシックになりすぎず、どちらかというとモダンな印象です。

もともと黒系統のカラーリングを好む私ですが、今回のキーキャップはかなり気に入っています。Flow Liteのグレーモデルとの相性が抜群です。

以前はFlow(無印)と比較し、プラスチック筐体である本体に若干のチープさを感じていましたが、キーキャップとの相性と見栄えの良さで、チープさを感じなくなりました。キーボード全体としてのトータルコーディネートがアップグレードされた印象です。

 

打鍵感・打鍵音

交換前はプラスチック筐体であることが、打鍵感においてマイナスに働いていたのですが、Hadesスイッチでは、プラスチック筐体独特の柔らかさが良い方向に作用しています。

Hadesスイッチ単体に関していうと、十分な潤滑がされているのか、スレ音やバネ鳴りは全く感じません。

底打ち時の指へのフィードバックにおいては、一定の柔らかさを感じますが、メンブレンのようなブニュブニュとした感覚ではなく、適度なクッション感を感じます。

内部にある静音リングによるそのクッション感のおかげで、SpecterやPhantomdeで感じていたペチペチとしたチープさが無くなりました。

タイピングしていてめちゃくちゃ気持ち良いです。

打鍵音に関してですが、先程スイッチについて述べましたが、ノイズは無く、かなり静かです。オフィスや夜間での使用でも全く問題ないでしょう。

静音でありつつも、どことなくコトコト感を感じるという何とも不思議で絶妙な打鍵感が、かなり良いと思います。

これは素晴らしいとしか言えないです。

 

▼打鍵音を収録しています▼

youtu.be

 

低評価から高評価へ

冒頭に少し述べましたが、Flow Liteに対して、あまり高い評価をしていませんでしたが、他のロープロファイルキーボードとの比較によって相対的に評価が上昇してきました。

最近はセール対象になることもあり、価格面でも買いやすくなっていますので、割高感は感じません。

AliExpressではセール時に約13,000円で購入可能です。

<画像はAliExpressリンク>

キーマッピングが可能である上に、良い打鍵感であること、技適取得済みで無線接続が安定して利用できることなどを含めて、総合的なバランスが優れているロープロファイルキーボードという評価になっています。

さらに、今回のカスタマイズによって、Flow(無印)と比較した場合の"筐体のチープ感"は払拭され、むしろプラスチック筐体であることが、デザインと打鍵感に良い影響を与える結果となりました。

※ただし、このカスタマイズを行うためには、それなりの追加投資が必要になります。

 

気になるポイント

打鍵感が改善はされ、高評価にはなったものの、気になるポイントは継続してあります。

 

ロータリーエンコーダの部分はやはり不要です。

 

こうなれば嬉しいです。↓

 

更に、こうなればもっと理想的です。↓

 

価格に関して

先程買いやすくなったと述べましたが、今回のHadesスイッチとRetrowaveキーキャップを揃えるとなると、それなりの金額になってしまいます。(本体価格に加え、約2万円の追加投資が必要です。)

優れた品質であり、満足感も高いことは間違いないですが、もう少し買いやすい価格であれば嬉しいですね。

 

Hadesとほぼ同等スペックのDeap Sea Silent Miniも試してみたのですが、ほぼ同じ打鍵感でした。勝手に付け替えられていても、おそらく気が付かないでしょう。

Hadesよりも安価に購入することができるので、こちらの方が買いやすいですね。

 

今後発売予定のFlow Lite JISについて

日本での展開に本気な姿勢が嬉しいですね。

 

ほぼ7〜8割がJIS配列を使用している日本において、JISモデルを展開することは、販売戦略として間違っていないでしょう。自宅だけでなく職場で使いたいという方に刺さるでしょうね。ある意味、キーボード沼に浸かっていない層がターゲットになるでしょう。

もう既にキーボード沼にハマっている私としては、US配列での分割スペースバー搭載モデルを販売して欲しいところです。

キースイッチに関しても、JISモデルには新作の静音スイッチが採用されるようですが、これに関しても、US配列モデルにおいても静音スイッチを最初から選択できるようして欲しいですね。

 

まとめ

「提供してもらったから高評価をするなんて現金なヤツめ」と言われても仕方のないほどの掌返し記事になってしまいましたが、忖度なしで、今回のカスタマイズによって Flow Liteは満足できるキーボードに生まれ変わりました。

私のようにFlow Liteをイマイチに感じていた方や、シンプルにカスタマイズしたい方、スイッチやキーキャップを交換してみると、新しい体験ができると思います。

これこそメカニカルキーボードの楽しさであり、醍醐味ですね。

是非試してみてくださいね!