
今回は、BEITONGの新型コントローラー「KP40D」のレビューになります。
今回、BEITONGさんから初の商品提供を受けています。レビュー機会を頂きありがとうございます。忖度なしのレビューをしたいと思います。
www.betop-cn.com
この「KP40D」ですが、"D"がつかないモデル「KP40」(無印)とは仕様が異なりますので、注意してください。
以前レビューしたフラグシップモデル「KP70」が素晴らしい完成度で、かなり気に入って使用していました。というか今も使っています。
個人的には2025年のベストコントローラーで、一気にBEITONGのファンになりました。
一応軽く触れておくと、アダプティブトリガーとマウスクリック式のトリガーストップを切り替えできる唯一無二のコントローラーとなっていて、なおかつスティックテンションを変更できるという非常に高性能なモデルでした。
現在ホットなゲーム「Forza Horizon 6」への適正が非常に高いコントローラーかもしれません。
・・・ということで「KP40D」話を戻しますが、まず結論を言うと
FPSで使うのなら「KP70」よりもオススメ!
ということです。
KP70を高く評価していた私としては、必然的にKP40Dもお気に入りのコントローラーになってしまいました。
現時点でAmazon.jpでの取り扱いはなく、AliExpressのBEITONG Official Storeで購入することができます。価格は16,000円前後程度。KP70は約20,000円でした。
AliExpress:BEITONG Official Store
※国内販売は、「ふもっふのおみせ」でコラボモデルの製品ページがありますが、現在は在庫切れとなっています。詳細はわかりません。
BEITONG(ベイトン)x 鳴潮 KP40D ゲームパッド ワイヤレスコントローラー カルテジア 通販:ふもっふのおみせ|ふもっふのおみせ
ということで、前置きはここまでにしておき、詳細を見ていくことにします。
レッツゴー!
スペック
・TMRスティック(JS13 Proをカスタム)
・追加ボタン6つ(背面4つ、ショルダー2つ)
・ポーリングレート1000Hz
※技適あり
| 製品名 | BEITONG KP40D ゲームパッド ワイヤレスコントローラー |
|---|---|
| 本体サイズ | 156 × 107 × 69 mm |
| 重量 | 約 263g |
| 接続タイプ | 有線(USB Type-C) 無線(2.4GHzワイヤレス、Bluetooth) |
| 対応プラットフォーム | PC / Nintendo Switch / Nintendo Switch 2 / iOS / Android / Steam / Raspberry Pi |
| スティック技術 | TMR(トンネル磁気抵抗)方式(ホールエフェクト対応) ※30~90gfまで25段階で負荷(硬さ)調整可能な「力調整式」を搭載。スティック高さ交換可能。 |
| ABXYボタン技術 | 光学式ABXYボタン 3.0 (マイクロスイッチ採用) ※超短ストローク 0.25mm 仕様 |
| トリガー技術 | ホールリニア(2-in-1トリガー:クリック式とリニア式を物理切替可能) |
| 十字キー(Dパッド)技術 | マイクロスイッチ(全方向入力対応オムニディレクショナルDパッド) |
| バンパー(LB/RB)技術 | マイクロスイッチ |
| 背面パドルボタン | 3段階着脱式パドル(手の大きさに合わせて角度を選択可能) |
| 追加ボタン | マクロ設定対応 追加ショルダーボタンあり |
| グリップ | 滑りにくいラバーグリップ仕様 |
|
その他特徴 |
耐摩耗ジョイスティック採用、限定デザイン仕様 |
開封と中身
箱


注目はココです。側面にしっかりと技適マークが印字されているので、安心して日本国内で無線利用が可能です。
付属品
USBドングル、USBケーブル、交換用スティック、脱着式背面パドル、充電スタンドアクセサリ(充電スタンドはありません)
マニュアルは日本語に対応しています。
本体
KP70と非常に似ています。(あとで比較します。)
フェイスプレートは交換可能です。
背面です。
背面にも技適マークが印字されていますね。
背面パドルの角度は3段階で調整可能。


表面のD-PADは、取り外し可能です。
先程の背面パドルとD-PADは、別売りのオプションパーツがあるので、そちらを購入してカスタマイズすることが可能です。
これは私が以前購入したオプションパーツです。
KP40Dにデフォルトで装着されているD-PADは、このオプションパーツに入っている一つと同じものでした。
AliExpress:BEITONG Official Store
表面のABXYボタンはマウスクリック式。
両スティックにはテンション調整機構が搭載されています。

KP40Dに搭載されているテンション調整機構はかなり優秀で、無段階にくるくる回るのではなく、カチカチと回ります。
上部にはショルダーボタンが2つ搭載されています。

USB端子の周辺は凹んでいるので、使用できるケーブルは制限を受けますね。抜けにくさとトレードオフですね。
コントローラー下部にもボタンがあります。
ソフトウェア




スティックテスト
Gamepadlaのツールを使用してテストをしておきます。
ポーリングレート・遅延
ポーリングレートは1000Hz。
遅延に関しては、最近の低遅延を謳う製品と比較すると物足りない印象ですが、普通といえば普通です。
スティックカーブ
手動計測なのでご了承ください。JS13 Proを採用している他のコントローラーと特に変わりません。

使用感レビュー
レビューにおける前提条件(重要視しているポイント)
コントローラーの評価についてですが、人によって重要視するポイントが異なると思います。私はスティックの精度や遅延といった性能よりも、各種ボタンへのアクセスのし易さや、全体的な持ち易さといった、使用上の快適さを重視してレビューを行っています。
使用するゲームはFPS(APEX)です。※エンジョイ勢です。
デザイン
BEITONGのコントローラーは、質感がめちゃくちゃ良いです。写真ではわかりにくですが、実際触るとよく分かります。
KP70によく似たデザインで、シンプルでいいと思います。変にRGBがギラついていたり、カラーリングが変だったりといったこともありません。
KP70と同様にKP40Dもフェイスプレートを交換することができますが、交換用プレートは販売されていません。コラボモデル用かもしれませんね。
全体としてはシンプルで洗練されている印象を受けます。白モデルしか無いので黒モデルがあっても良い気はしますが、ここは完全な好みによるところですからね。
スティックについて
優秀なスティック調整機構が良いですね。上記したように、カチカチと段階的に回るので、コントローラーを使っているうちに勝手にテンションが変わっていた、ということが起こりません。
FlydigiのVaderシリーズにも搭載されているテンション調整機構ですが、BEITONGが一歩リードしましたね。
持ちやすさ・グリップ感
各種ボタンへのアクセスはかなり良いです。
個人的には、KP70もそうだったのですが、背面ボタンの上側のボタン(M1、M3)が、コントローラーの中央付近に配置されているのがありがたいです。
他のコントローラーではもっと下寄りに配置されることが多く、その場合は親指との距離が伸びてしまい、エイムに影響が出てしまいます。加えて、手が引っ張られる状態が続くと、疲れやすくもなりますからね。
手が小さい私には嬉しい配置です。
グリップ感ですが、グリップ部分のラバー加工が良い仕事をしていますね。

裏側だけグリップ加工がされているコントローラーは多いですが、KP40Dはしっかり表側も加工されています。
コントローラーが滑りにくいので、それがエイムの安定に直結します。
ゲームでの使用感
TMRスティック(JS13 Pro)が優秀なのは間違いなく、それに段階性を持ったスティックテンション調整機構が合わさることで、かなりスティック操作がしやすいです。
KP70の無段階調整でも特に問題はなかったものの、調整リングがしっかりと固定されているのは、精神的な安心感が生じます。
最近話題のRCフィルターのような設定はありませんが、スティックそのもののテンションをコントロールできることで、エイム時のレスポンスも良くなりますし、リコイル操作も安定します。
特に数字感度を使用している方には、日によって変わる体感感度の微調整ができるのが良いところですね。
各種ボタンへのアクセスも良好で、全体としてかなり快適な操作感を体験することができました。
KP70と比較
スペック比較
中国版やグローバル版で微妙にスペックが異なることもあります。
※間違いがあれば修正します。
| BEITONG KP70 | BEITONG KP40D | |
|---|---|---|
| ポーリングレート | 有線:最大 2000Hz 無線(2.4GHz/NearLink):最大 2000Hz ・双発の「Star Flash(星閃)」チップ駆動により、ワイヤレス環境でも0.5msという驚異的な超低遅延通信(2kサンプリング)が可能。 ※Bluetooth時は200Hzとなります。 |
有線:最大 1000Hz 無線(2.4GHz):最大 1000Hz(※KP40D仕様) ・KP40Dは有線・無線ともに1000Hz(約2.5ms〜3.1ms遅延)のプロコン基準に到達。 ※初期型の無印KP40は、無線側が250Hz〜500Hzクラス。 |
| 追加カスタムボタン (総計:6個) |
【共通レイアウト】 ・上部ショルダー追加ボタン × 2(左右各1 / 微動スイッチ) ・背面パドルボタン × 4(左右各2 / 3アングル回転・磁気着脱対応) |
【共通レイアウト】 ・上部ショルダー追加ボタン × 2(左右各1 / 微動スイッチ) ・背面パドルボタン × 4(左右各2 / 3アングル回転・磁気着脱対応) |
| トリガーシステム | AI適応型 デュアルオートセンストリガー 物理的な長短切り替えに加え、ゲーム内の状況(弓の引き絞り、銃の反動など)に応じて、内部モーターがトリガーの重さや抵抗感をリアルタイムに自動可変させる機能(アダプティブ機能)を搭載。 |
2-in-1 物理切り替えトリガー 背面の物理レバーをカチッと手動切り替えすることで、レースゲーム用の「長ストローク(ホールリニア)」と、FPS用の「短ストローク(マイクロスイッチ)」を完全に固定する実用的な構造。 |
| ジョイスティック | 静電容量式 電磁ジョイスティック ・物理テンション調整:30gf 〜 90gf(25段階ノッチ式) ・非接触・摩耗ゼロ構造に加え、微細なエイムに特化した高解像度センサー。 |
TMR(トンネル磁気抵抗)ジョイスティック |
| ABXYボタン | 光学式(光軸)スイッチ 3.0(ストローク: 0.3mm) | KP40D:光学式(光軸)スイッチ 3.0(ストローク: 0.25mm) |
| 本体重量 | 約325g(大型可変モーター、大容量バッテリーの内蔵により重厚) | 約245g 〜 263g(多機能プロコンとしては非常に軽量な設計) |
| バッテリー容量 | 1500mAh | 1000mAh |
| 接続方式 | 【共通】有線 / 無線2.4GHz / Bluetooth(Tri-Mode接続) | |
ポーリングレートはKP40Dが1000Hzになっているのが少し残念ですね。
日本のユーザーとしては、「KP40D」が技適を取得しているところは抑えておきたいところではあります。
本体比較
位置づけとしては、KP70をよりコスパよく、

KP70の方がLB・RBボタンに厚みがあります。
トリガーストップ機構が大きな違いですね。
KP70はアダプティブトリガーとトリガーストップを切り替えることができます。
KP40Dはトリガーストップのみ。
細かいところですが、トリガーストップを音にしたときのストロークは、KP70の方が短いです。
スティックテンション調整機構は、先程記載しましたが、KP40Dの段階的な調整がとても良いです。
背面ボタン・パドル形状も違います。
KP40Dの方がボタンサイズが大きくなっており、若干押しやすいです。

重量ですが、KP70が圧倒的に重いです。どちらも振動除去はしていません。
KP70はアダプティブトリガーを搭載していることから、体感型ゲームに適性があるので、振動除去はしない方がいいかもしれません。
KP40は振動除去すれば、あと40Gほど軽量化できるでしょうね。
どっちが良いかというと...
めちゃくちゃ難しいですね。軽さを取るならKP40Dですが、KP70のトリガーストップのストロークの短さも捨てがたい。
んー...でもFPSゲームで使うならKP40Dですかね。
軽さは正義です。
気になるポイント
ポーリングレートが1000Hz
先ほどの比較で記載していましたが、KP70は2000Hzだったので、KP40Dも同じに、もしくは上回る設定にして欲しかったですね。
まぁ正直なところ、私自身はポーリングレートによる違いをあまり感じられないので、そこまで拘りはないですが、どうせなら同じかそれ以上に設定できれば良かったです。
アップデートで対応してほしいところです。
日本展開をもっと積極的に進めるべきだ
KP70もそうですが、非常に完成度の高いコントローラーですので、販路を拡大して買いやすくして欲しいですね。Amazonで取り扱いして貰えると嬉しいです。
販路拡大に合わせて、技適取得を進めて欲しいです。
まとめ
良かったポイント
- 技適取得済み
- 追加ボタン6つ(背面4、ショルダー2)
- 背面パドルの追加パーツあり(オプション)
- トリガーストップ(マウスクリック)
- スティックテンション調整機構が段階的
- 交換可能なサムスティック
- KP70よりも軽い
微妙だったポイント
- ポーリングレートが1000Hz(十分ではあるが)
- LBRBのストロークの長さ(KP70のほうが短い)
- 白モデルしかない
- ソフトウェア言語が日本語対応していない
- 購入は基本的に海外通販のみ
- 他社製品と比較して高く感じるかも
BEITONG「KP40D」のレビューをしてきました。
前回レビューしたKP70より買いやすい価格になりつつ、競技ゲームにおいて使いやすく改良された、完成度の高いコントローラーに仕上がっています。
スペック的には最強とはいえない部分がありつつも、快適性というところでは、かなり良いと思いますし、実際に私はかなり気に入っています。
ということで、技適も取得していますし、十分おすすめできるコントローラーですので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
6月には「Pangu」という全モジュール交換式に変態なコントローラーも登場するようですし、BEITONGの動向は要チェックです!
「Pangu」も是非レビューしたいですねぇ。
AliExpress:BEITONG Official Store







