<追記 2024/10/11>
後継機種の「Lucky65 V2」のレビュー記事はこちらになります。
今回はWeikav Lucky65のレビューです。
65%配列のキーボードが欲しいなぁと、AliExpressをダラダラと眺めていたところ、見た目と価格に惹かれて衝動的に買ってしまいました。
Choice Dayで安く買えました。6,417円。安い、安ぅ~い。
販売ページ(AliExpressリンク)
デザインが今話題のRainy75に非常によく似ていて、パクりの…いや違います、インスパイアされたモデルとなっているのが特徴的です。
ちなみに、私はRainy75は所有していません。興味はあるのですが、各モデルの謎の仕様の違いがどうも微妙に感じてしまって…。あと、人気が高まりすぎて逆に的な感じもあります。
で、今回購入したLucky65についてですが、結論から言うと
めちゃくちゃ気に入りました。
遊べるメインキーボードとして、常にデスクに置いてあります。
では、詳細についてレビューしていこうと思います。
スペック
アルミ筐体でガスケットマウント搭載。
アルミ筺体好きの私にはドンピシャスペックとなっています。
(公式サイトより引用)
Weikav Lucky65 – Weikav Keyboards
開封と中身
箱
箱潰れが少なく、けっこう綺麗な状態で届きました。んーラッキー。
同梱物
USBケーブル、無線ドングル、プラー、取扱説明書
本体
アルミ筐体で、ノブがないシンプルな65%配列。いいですねぇ。
背面はかなりRainyを意識したデザイン。"インスパイア"されたデザインと言っておきます。綺麗な仕上がりです。
本体上部の真ん中にはUSBの接続部のみがあります。
Bluetooth、2.4G接続への切り替えスイッチは、Tabキーの横にあります。この仕様もRainyとそっくりです。(※技適未対応)
IXPEフォームシートは、2箇所(Caps Lockと右上端キー)だけLEDの部分に穴が空いていないところがあったので、適当にカットしました。
Caps Lockは右寄りか左寄りにスイッチを付けられるのですが、左寄りに付ける場合にはPETノイズ抑制シートの穴が小さかったので、これも適当にカットして、どちらでも取り付けられるようにしておきました。
右寄りに取り付けた場合は、キースイッチが北向きになります。キースイッチが北を向くのはスペースバーも同様です。ここは違和感を感じました。
スペースバーのプレートの隙間にクッション材がなかったので、ホームセンターで買ってきたスポンジゴムを加工して挟んでおきました。
ビルド
今回、使用するのはHMX Cloudです。
Rainy75に似ているということで、HMXのリニア軸を選択してみました。販売ページ(AliExpressリンク)
AliExpressで見つけたCherryプロファイルの可愛いキーキャップを取り付けます。
販売ページ(AliExpressリンク)
完成したのがこちらです。
なかなか可愛い感じに仕上がったと思います。Luckyという名前が就いているので、少しカラフルな見た目にしてみました。
ソフトウェア
こちらからダウンロードできます。
キーマッピングや、マクロ設定、RGB等の詳細な設定が可能です。
RGBに関しては、ソフトウェアを使わずにキーボード単体で設定することも可能ですが、ソフトウェアを使ったほうが、より自分好みに設定することができます。
使用感レビュー
デザイン
Rainy75のパク…インスパイアされたデザインが可愛くていいです。とはいえ背面ですので、普段の使用場面では見えないですが。
アルミ筐体ということで、重量があり剛性感と高級感を感じます。コンパクトですがドッシリとした安定感があります。
打鍵感・打鍵音
HMXの軸は初めてだったのですが、めちゃくちゃいいですね。スムーズで軸ブレもかなり少ないので安定感を感じます。音量はそれなりに出ますが、大きすぎないのも良いです。さすがに自宅用ですが。
アルミ筐体と、高品質な軸とのコラボレーションで非常にいい打鍵音です。高音寄りで硬めの音ですね。音の輪郭がハッキリしていてめちゃくちゃ気持ちいいです。
今回は、テープModにもチャレンジしてみました。
んー確かに音が変わりますね。なんというか、引き締まると言うか、プレート素材の音が、より反映されるようになったような気がします。
▼打鍵音を収録しておきました。
00:00~ノーマル 01:34~テープMod
気になるポイント
① スペースバーの軸が何故か北向き
使用上で特に問題はありませんが、なんとなく違和感を感じます。揃えたい気持ち。
② スタビライザーの品質
デフォで取り付けられているスタビライザーがあまり良くないので、交換した方が良いと思います。そのうち交換します。
③ 本体に微修正が必要
IXPEフォームにLED穴を開けたり、プレートにクッションを入れたりといった細かい修正が必要でした。あと、スペースバーにキーキャップを取り付けた時に、ケースに擦れる音がしていて、返品を考えていたのですが、全部バラして組み直して改善したということもありました。
フレームの歪みの可能性もありましたので、グググーっとフレームを上下に引っ張っておきました。
まぁこれもキーボード弄りの楽しみだと言われればそうなのかもしれませんね。(私はこういう細かな作業が好きです。)
④ VIA未対応
専用ソフトウェアでのカスタマイズのみなので、少し残念ではあります。インストールするソフトウェアが増えるのは厄介ではあります。とはいえ、直感的に操作できるのは専用ソフトウェアの魅力です。
⑤ 技適問題
技適取得されていないので、無線利用ができません。日本向けに販売されていないので仕方ないところですが。まぁ私は基本的にキーボード全て、有線接続でしか使用しないので、そこまで大きな問題ではないです。
まとめ
65%配列について
そもそもですが、65%配列が…めちゃくちゃいいですねぇ。初めて65%配列を手にしたわけですが、正直これが一番良いと思いました。
このキーボードをしばらく使ってみて、自宅でのPC作業でFキーをほぼ使っていないことが分かりました。。。実際に65%配列を使用して、全く困らない体験をしたことでやっと気付きました。遅っ(藁)
職場でのWordやExelなどのOfficeソフトを使用する時は、それなりにFキーを使ているんですけどねぇ。
65%配列の良いところは、省スペースであることはもちろんですが、何と言っても買う軸の数が少なくて済むことですね。色々な軸を触ってみたい私としては、これがかなりデカいメリットだと感じています。
これまで75%配列のキーボードを中心に購入やレビューをしてきたのですが、おそらくこれからは65%配列がメインになってくるでしょうね。
総評
今回はWEIKAV Lucky65をレビューしてきましたが、デザイン、コスパ、打鍵感、打鍵音のどれも素晴らしい非常に満足できるキーボードでした。
弄り甲斐のある楽しくて遊べるキーボードだったことが、一番のポイントです。手を掛ければ掛けるほど、愛着が湧いてきます。実は私、自宅の庭の芝生管理をしているのですが、それに通じるものを感じています。ただただ楽しいです。
今後のカスタマイズ予定
Rainy75はFR4プレートなので、このLucky65もFR4プレートに変更してみたいと思います。交換用プレートが販売されていたので、注文してあります。ショップさんからは、「まだ製造倉庫から送られてきていないから、しばらく待ってね」的なメッセージが来ましたので、気長に待ちたいと思います。
販売ページ(AliExpressリンク)
画像から見て分かるように、この交換用プレートは分割スペースバーにすることができます。ソフトウェアでもちゃんと分割スペースバーのレイヤーに対応しています。
さらにカスタマイズできることに嬉しさと喜びを感じています。
到着がめちゃくちゃ楽しみです。
続編の記事はこちらです。