EPOMAKERから発売されているメカニカルキーボード「TH80-X」のレビューになります!
案件ではありますが、忖度なしにレビューをしたいと思います。
Amazonでも取り扱われているので、入手しやすいですね。
それでは、早速レビューしていきたいと思います。
簡易スペック
- 75%メカニカルキーボード
- ガスケットマウント
- カスタマイズ可能なLCDスクリーン
- 4000mAh大容量バッテリー内蔵
- Win/Mac RGB対応
- ホットスワップ対応スイッチ
- Bluetooth 5.0、2.4G接続、Type-C接続
(公式サイトより) Epomaker TH80-X
開封・中身
届いたぜよ。 pic.twitter.com/2vvaYmCwER
— けんじろ (@IRIELIFE_420) May 4, 2024
箱
爽やかなブルーパッケージ。
中身・同梱物
本体、取扱説明書、USBケーブル、プラー、予備スイッチ
本体
パステルカラーで可愛いです。右上がラウンド加工されているのがポイントですね。
75%配列ですが、ノブと液晶があるため、右側に2つしかありません。ケース自体はプラスチックなので、高級感は感じませんがチープさは感じませんね。ケースはね。
サイズは縦幅13.4cm 横幅 33.7cm
RGBが綺麗です。
横からのアングルです。下からノブの一番高いところまでの高さは41.7cmでした。
背面
シンプルですね。2段階のスタンドが付いています。
USBドングルはスタンド下に収納されていました。
ノブ・液晶・接続部
大きめのノブが良いですね。静かで軽く回ります。ヌルヌル回るタイプではなく、細かいコリコリ感があります。
ノブの下にType-Cの接続部と、接続モード切り替えスイッチがあります。(※技適未対応です)
液晶には日付や時刻などを表示できます。ソフトウェアを使えば、好きな画像を表示することもできます。
重量
1020.8g 約1kgですね。プラスチック筐体なので、そこまで重くないですね。
スイッチ・キーキャップ
EPOMAKER Flamingo(Linear)です。
キーキャップは可愛いフォントが印字されていますが、ABS素材なので、少しチープさを感じます。
ソフトウェア
ダウンロード
JPバージョンで接続が上手くいかない時は、USバージョンを使用してください。
RT100と同じソフトウェアですね。
RT100のレビュー記事を参照してください。記事はこちら
設定
基本的に設定できること同じです。
キーマッピング、マクロ、RGB、液晶表示などの各種設定が可能です。
ちゃんとノブに機能を割り当て出来るのがいいですね。私は外部のアンプを使用しているので、音量調整には使わないので。
細かくカスタマイズが出来るので、自分好みに設定できますね。
キーマッピングでは、右の2ボタンに、CopyとPasteを設定しています。Page UPとPage Downは使わないので。
使用感レビュー
デザインはとても可愛いですが、正直好みではないですね。パステルカラーで女子ウケは良いのかもしれませんが。
打鍵感に関しては、軽い打ち心地は良いのですが、打鍵音があまり好きではなかったです。ガスケットマウント搭載ということですが、クッション感はけっこう固めなので、反響音などの軽減には役に立っていますが、そこまで大きな恩恵は受けられていない印象です。
プレーンな状態の打鍵音を収録しておきました。(Flamingo軸)
どうです?
カチャカチャ系で、キーキャップのせいなのか、不思議なカポカポ感があるんですよ。コトコト感とはまた違った感じ。
軽い音といえばそうなんですが、少しワサワサしたノイズっぽい音が合わさって、気持ち良くはないんですよね。勝手にワシャワシャ系と命名しておきます。
スタビライザーがチャカチャカ音を出していますし、どうも気に入りませんでした。ルブすれば解決しそうですが。
あと、フラミンゴ軸のバネがカシャカシャする感じに違和感がありましたね。スプレーで簡易ルブをしてみたのですが、あまり改善しませんでした。
レビュー記事はまだ出していませんが、AULA F75も所持しているので、打鍵感・打鍵音の良さの違いは一応分かるつもりです。
結構多くのYouTubeレビューで高評価されていたのですが、私はあまり良くは思いませんでしたね。趣味嗜好の部分なので、仕方ないところですが。
自分好みにカスタマイズ
気に入らないなら、自分仕様にカスタムすればいいじゃん!
っということで、できることを順番にやっていきます。
キーキャップ交換
まずは、キーキャップです。
デフォルトのものはABS素材ですし、デザインも好みではなかったので、いい感じのモノに変更します。今回はコレを使います。
ジャジャーン!と、シンプルでクールな見た目になりました。これだけでもけっこう満足度は高くなりました。
ロープロファイル化&フラット化されています。
印字が透過するので、RGBライティングがより明るくなりました。わかりやすくレインボーで!
素材が変わったので、打鍵音にも影響がありました。少し高い音になって音が若干クリアになった気がします。相変わらずスタビライザーは変な音を出していますが。
軸交換
次は軸を交換します。
とりあえず、試しにAULA F75から引き抜いたLEOGOB Reaper Axisを入れてみました。
音の輪郭がクリアになって、そこそこ良い打鍵音になりました。散らかっていた音が纏まった感じですね。ただ押下圧が高くないので、誤打し易い印象。慣れの問題ですが。
他にも色々な軸を試した結果、所持しているの軸の中ではGateron Yellowが一番好み?というか筐体に合っている打鍵音になった気がします。一応スプレーで簡易ルブ済みです。あと、スタビライザーにも少し調整を加えました。
少しクリーミーさが出たので、それによって筐体から出るワシャワシャ感が軽減されて、コトコト感が多少前に出てきた感じです。あとは押下圧がフラミンゴ軸よりも重めなので、ロープロファイル化した事による、誤打防止にも寄与する結果となりました。
Amazonの販売オプションでも「Gateron Yellow」を選択できるので、もし購入を検討さされている方には、「Flamingo」よりもこちらがおすすめです。「Gateron Black」も選択できるので、そちらでも良いかもしれませんね。
フラミンゴ軸は、この筐体にはあまり合わないんじゃないかなぁと思っています。というか、筐体の音自体がそこまで良くないので、小さめの音が出る軸のほうが合っているのではないでしょうか。
静音軸のSea Saltに変えて、夜作業用にするのもアリですね。
今回は所持している軸の中で合うものを探しましたが、他にも合う軸があると思いますので、今後、余裕があれば試してみるつもりです。いい軸に巡り合えば、Youtubeに投稿しますね。
※TH80-Xのサウンドテスト動画を作成しました。
まとめ
ということで、今回は、EPOMAKER TH80-Xのレビューをしてきました。
デフォルト状態ではあまり良くなかったですが、自分好みにカスタマイズした結果、なかなか満足出来るキーボードになりました。
メカニカルキーボードを初めて買う人や、可愛い見た目のデザインに惹かれた人におすすめできる製品だと思います。
もし、格別な打鍵感を期待して購入されるのであれば、期待外れになるかもしれないので、そこはよく考えてから購入してくださいね。
技適問題に関しては、EPOMAKERさんとの連絡の中で、「対応に取り組んでいます」とお返事頂きましたので、期待して待ちたいですね。今後の製品に反映されることを心より願っております。
予告
EPOMAKERさんからもう1台キーボードを提供して頂いております。(到着待ち)
またそのうちレビュー記事を書くので、よければ見てくださいね。