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BIGBIG WONがヘッドセットを発売してるの知ってた?HALO Pro(A200)をレビューしちゃうぞ!

先日、BIGBIG WONさんからご提供を頂いて、コントローラー「GALE HALL」のレビュー記事を書きましたが、その際にヘッドセットも一緒に送って頂いておりました。

BIGBIG WONさんからを案内を頂くまで、ヘッドセットを発売しているのを全く知りませんでした。コントローラーはよくレビューされているのですが、ヘッドセットに関しては、日本でのレビュー記事や動画が全く無かったので、今回、試す機会を頂いたというわけです。

BIGBIG WONさんありがとうございます。

 

ということで、今回は、ヘッドセット「HALO Pro」のレビューです。

どのような製品になっているのか、見ていこうと思います。いざ。

 

 

スペック

簡易スペック表
接続
2.4G/Bluetooth/3.5mm/Type-C
Bluetooth
5.3
コーデック
??
バッテリー
約30時間 1000mAh
再生周波数帯域
20Hz~20KHz
インピーダンス
32Ω
ドライバー
53mm
公式サイトにBluetoothコーデックの記載がなかったので、「??」としましたが、Pixel 7aと接続してみたところSBC接続だったので、SBCのみではないかと思います。
 
特徴
公式サイトより

 

開封・中身

いかにもゲーミングなパッケージですね。

中身

パカッと。

同梱物

本体 着脱式ブームマイク、Type-Cメス延長ケーブル、3.5mmケーブル、Type-Cケーブル、2.4G無線ドングル、取説

本体

高級感はあまり感じませんが、チープもあまり感じません。

 
左側に各種ボタンが配置されています。
Type-C、3.5mmジャック、ボリュームダイヤル、無線切り替え(2.4G/Bluetooth)、マイクミュート
サラサラした手触りです。

右側には「セッティングボタン」が一つだけ配置されています。
1クリックでミュージックモードとゲームモードを切り替え、ダブルクリックでRGBのオンオフ切り替えです。

 
スライダーの動きはスムーズですし、アームも結構しっかり作ってありますね。

 
 
ドライバーはどんな感じかなー

                                                                               
パカッとな。
なんだか美味しい焼肉ができそうな雰囲気。

 

重量

302.8gでした。無線対応モデルとしては軽いのではないでしょうか。

 

レビュー

装着感
軽量なので疲れにくいですね。イヤーパッドが結構柔らかめで、側圧も強くないので、なかなか快適な装着感です。ただ、深さが浅いのでドライバーが耳に当たってしまうのが気になりました。もう少しイヤーパッドが硬めにして、さらに厚みがある方が良いかもしれません。またドライバーを斜めに配置できれば、快適さは増すと思います。
密閉型だと思うのですが、遮音性はそこまで優れていないですね。体感で、半開放型に近いような感覚があります。開放型を好む私ですが、中途半端感はありますね。
 
操作感
左右に配置されているボタンはレスポンスがよく、複雑な操作もないので、装着した状態からでも指だけで簡単に操作できるので快適です。
 
接続別使用感(2.4G/3.5mm)
私の使用環境として、基本的にPCでのゲーム(FPS)における使用なので、遅延的にも2.4G無線接続と3.5mm接続のみを試しています。Bluetoothはコーデック確認のために接続した程度ですし、Type-C接続は3.5mm接続ができる環境であれば、わざわざ選択しませんので。
基本的な音質として、低音抑えられていて、中高音寄りのチューニングがされています。寒色系でクリアな音質ですが、音の解像度や分離感は特筆するほど良くはない気がしますね。音が少し混ざっている気がします。でもこれは私の脳内で「他の製品と比較して」という前提の元での話ですので、個人差があると思います。(※私の脳内では、手持ち密閉型ヘッドセット「EPOS H3」との比較になっています。)
このヘッドセットの付け感が半開放型"的"なので、音の抜けは良く感じます。
 
1️⃣-① 2.4G無線接続
ケーブルがないのがめちゃくちゃ快適ですね。つけたままトイレにいける快適さは無線でしか味わえないです。普段有線イヤホンを使っているので、快適度数が上振れ補正されているとは思いますが。
遅延は20msということですが、実際に使用してみても違和感なくゲームすることができました。定位も問題なく、十分に索敵可能で足音にも十分反応することができました。
音質も、クリアで細かな音もちゃんと聞こえていました。
 
1️⃣-② 2.4G無線接続ゲームモード
2.4G無線接続では、ゲームモード(EQ)が利用できるのですが、このモードでは中高音がグッと持ち上がります。
足音にフォーカスするので、足音が聞こえやすくなる気はします。ですが、元々中高音に寄ったチューニングがされている上に、さらに中高音を強調するので、若干刺さりを感じます。
このモードにすると全体音量が減衰します。ある程度の音量を確保するためにボリュームを上げると、高音の刺さり具合も上がってしまうので、調整してボリュームを上げる必要がありました。
個人的には、ミュージックモード(通常モード)の方が自然な表現で、足音も聞きやすく感じました。
 
2️⃣-① 3.5mm接続
やはり音質においては、無線接続よりもグッと上がりますね。音の厚みが変わるという感じでしょうか。まぁDAC/AMPを介して接続しているので、無線と比較してはいけないかもしれませんが。音の厚みが増したお陰で、音の立体感が増した印象です。
 
2️⃣-② DAC/AMPとの相性
使用した DAC/AMPは、ZEN DAC Sig+Can Sig、Simgot DEW4X、Hidizs XOです。
ZEN DAC Sig + CAN Sigでは、据え置き機ということで安定感はありますね。自然な音の鳴り方をするので、全体的な音質アップ感は味わえました。
DEW4Xでは高音域が丸く滑らかになるので、このヘッドセットに合うかなぁと使う前に思っていたのですが、使ってみると少し輪郭がボヤけてしまった感じがしました。
Hidizs XOでは、音がまとまって、ぼやけていた輪郭がハッキリしたように感じました。もともとの解像度や分離感が高くない部分が補正されて、聞きやすくなったのだと思いますね。
 
3機種で試してみましたが、Hidizs XOが一番良かったです。ESS系のDACチップ搭載のものとの相性が良いのだと思います。
 
マイク音質
音質は良いです。PCで2.4G無線接続、OBSで録音して確認したのですが、ノイズもなくとても良いと感じました。
 

総評

個人的に良かったポイントと微妙だったポイントを以下にまとめてみました。

良かったポイント
  • 接続方法の多さ(2.4G/Bluetooth/3.5mm/Type-C)
    • PC、スマホ、タブレットなんでもござれ感が良い
  • クリアな音質
  • 軽い装着感
  • シンプルな使い勝手
  • コスパが良い
    • 約7000円で購入可能。
  • コストパフォーマンス
微妙だったポイント
  • 遮音性が低い
  •  接続方法が多いが排他仕様
    • 有線とBluetoothが同時接続できれば可能性は広がった
  • ドライバーが耳に当たる
  • ゲームモードは人を選ぶ
  • 専用ソフトウェアがない
    • ゲームモードではなく、専用ソフトでイコライザー設定できれば良かった

まとめ

結論としては、「エントリーとして十分な製品である」ですね。
マルチ接続ができるので、この製品だけでPCでもスマホでもなんでも使用できるのは利便性が高いですね。音質も悪くはないですし(着脱式マイクの音は良い)、7000円台でこれだけの機能が詰まっているのであれば、十分でしょう。初めてヘッドセットを購入される方にはいい選択肢となりそうです。
 
ただ個人的な感想としては、ハイブリットデバイスにせず、有線モデルと無線モデルを分けて、特化モデルを販売した方が良いのでは?と思いました。確かにコスパよく1台で何でもこなせる機種は便利かもしれませんが、結局、中途半端な仕上がりになってしまっている気がします。
BIGBIG WONさんは中華メーカーなので、中華イヤホンメーカーとのコラボなんかすると面白いかもしれませんね。EPZさんなんか相性が良さそう。。。リケーブル対応の有線イヤホンが発売されるのを勝手に期待しちゃってます。
 
ということで、BIGBIG WONから発売されているヘッドセットHalo Pro(A200)のレビューでした。参考にしていただけると幸いです。