
今回は、EPOMAKER「TH85」のレビューになります。
新作のキースイッチが採用されているということで、気になっていたキーボードです。
EPOMAKERさんから商品提供を受けています。レビュー機会を頂きありがとうございます。
いつも通り、忖度なしのレビューをしたいと思います。
epomaker.com
Amazon.jpで取り扱いがあり、3色展開されています。
EPOMAKER公式サイト、EPOMAKER Store(AliExpress)でも購入可能です。
- 公式サイト EPOMAKER TH85
- AliExpress(EPOMAKER Store) EPOMAKER TH85
結論から言いましょう。
このTH85、大当たりです。
プラスチック筐体のキーボードでもかなり上位の打鍵感と打鍵音だと思います。
筐体自体の評価というより、新しく採用されたキースイッチの出来が良いと言ったほうが正しいかもしれません。
個人的には、アルミ筐体のキーボードが好きなので、正直そこまで期待していなかったのですが、いい意味で裏切られましたね。
めちゃくちゃ良かったです。
それでは、その詳細について以下にレビューしていきます。レッツゴー!
開封と中身
箱

技適マークがちゃんと表記されていますね。

付属品
USBケーブル、キーキャッププラー、予備スイッチ、取扱説明書

本体
今回はブラックモデルです。白のアクセントカラーが映えますね。
配列は、最近流行りの配列です。

背面はとてもシンプル。


2段階のレッグスタンドがあります。
無線ドングルの収納場所にもなっているのがいいですね。本体上部などに収納できる製品はよくありますが、出っ張りますからね。


本体上部中央にUSB接続部、各種接続切替スイッチがあります。

キーボード側面にはRGBライティング。カラーリングやライティングパターンも変更可能です。んーカッコいいです。

キーキャップの品質は良いのですが、厚みが1.4mmと若干ですが薄めです。


キースイッチは、Creamy Jade SwitchというEPOMAKERの新作キースイッチです。



キーボードの中身
キーボードの中身を確認してみます。
このTH85はプラスチック筐体ですが、ツメでケースが固定されているのではなく、背面のネジで固定されています。アルミ筐体のような作りです。

5層構成ですね。

最下部はシリコンです。

中の作りはもしっかりしています。

PCBはこんな感じ。

フォームなしの打鍵音を収録しようと思ったのですが、PCB裏のフォームの粘着力が強かったので、やめておきました。

ソフトウェア
QMK/VIAに対応しています。
JSONファイルはこちらからダウンロードできます。

使用感レビュー
デザイン
最近流行りの配列で使いやすいです。この配列の良いところは、方向キーがちゃんと分離されていて、他のキーも無理のない配置になっていることですね。どこにも無理がない自然な配置になるので、違和感を感じることなく使用することが可能です。
ただ1点、Deleteキーの位置だけは、あまり好きではないですね。ENDの位置にあれば良かったと思います。まぁここは変更すればよいので、そこまで大きな問題ではありません。
この筐体のサイドにあるRGBがカッコいいです。網目になっていて、デスクを鮮やかにしてくれます。デザインは完全にゲーミングデバイスですね。
キーボードのRGBに関しては、人によって趣向が異なりますが、私としてはキーボードを光らせるのがけっこう好きです。こういったRGBを主張させるデザインは、アルミ筐体ではなかなかできませんからね。
プラチック筐体の魅力の一つは、そういった特徴的なデザインにありますね。
打鍵感・打鍵音
Creamy Jade Switchがかなりいいですね。しっかりと潤滑されているので、擦れ音やバネ鳴りは全く感じません。適度な反発力があるので、スコッと底まで一気に落ちるのではなく、指に密着しながらヌルっと底まで落ちる感覚があります。
打鍵音は、音量としてはそれなりに出ていますが、うるさくはありません。キースイッチの名前の通り、クリーミでまろやかな音がします。
底打ち音は控えめですが、音域が高めなので、音自体はハッキリしている印象です。濁らないコトコトとカタカタの中間のような音が、とても心地いいです。
プラスチック筐体なのですが、アルミ筐体のような打鍵感・打鍵音のように感じます。硬質な打鍵感と、まろやかな音がそう思わせるのかもしれません。
▼打鍵音を収録しています▼
気になるポイント・要望
特に気になるポイントはありません。プラスチック筐体のキーボードとしての完成度はかなり高いと思います。
Deleteの位置が私の好みではないこと程度です。
個人的な要望としては、予備のキーキャップを付属させて欲しいですね。
ブラックモデルもホワイトモデルも、ESCとEnterにワンポイントのアクセントカラーが採用されていますが、一色に統一できるようにして欲しいです。
キースイッチに関してですが、これから発売されるキーボードに搭載するのは、これまでの定番であったWisteriaやFlamingoから、今回のCreamy Jadeや、Zebraに変更した方が良いと思いますね。
特にFlamingoは個人的にあまり好きではありませんでしたから。
Zebra Switchは既に単体販売されていますが、Creamy Jade Switchの単体発売も良いかもしれませんね。
まとめ
良かったポイント
- デスクに映えるゲーミングデザイン(RGB)
- 余裕のある配列
- 新採用キースイッチCreamy Jade Switchの出来が良い
- 打鍵感・打鍵音が良い
微妙だったポイント
- Deleteの配置に違和感を感じるかも
ということで、今回はEPOMAKER 「TH85」のレビューをしてきましたが、記事のはじめに述べた結論通り、大当たりのキーボードでした。
デザイン性が高く打鍵感・打鍵音が非常に良いです。
プラスチック筐体でありつつも、アルミ筐体のような打鍵感を備えているので、アルミ筐体キーボードの重量に抵抗がある方や、プラスチック筐体が好きで、打鍵感にこだわりたい方にオススメできるキーボードだと思います。
この記事を読んで気になった方は、是非チェックしてみて下さいね。








