
(投稿日2025/08/12)
今回は、EPOMAKER 「Galaxy65」のレビューになります。
EPOMAKERさんから商品提供を受けています。レビュー機会を頂きありがとうございます。
いつも通り、忖度なしのレビューをしたいと思います。
epomaker.com
以前"Galaxy68"のレビューをしましたが、打鍵感や打鍵音は良いのですが、ゲーミングを意識しすぎていて、Galaxyシリーズではないようなモデルになっていました。
詳しくはレビュー記事を参照してください。
Galaxy65はすでに発売されており、Amazonでも取り扱いされています。
ではGalaxy65はどのようなキーボードになっているのか、見ていくことにしましょう。レッツゴー!
スペック
(公式サイトより引用)
| Brand | Epomaker |
| Model | Galaxy65 |
| Layout | 66 Keys and 1 Rotary Knob |
| Battery | 4000mAh Rechargeable Battery |
| Connectivity | Bluetooth, 2.4Ghz Wireless, USB A to C Wired |
| Keyboard Height (Spacebar Side) | 1.9cm |
| Keyboard Height (Number Side) | 3.1cm |
| Typing Angle | About 6.5 degrees |
| Case Material | Anodized Aluminum |
| Plate Material | FR4 Plate |
| Flex-Cut | No |
| Mounting Structure | Gasket-Mount |
| Sound Dampening |
6 layers of paddings. Sandwich Foam, Switch Pad, Sound Enhancement Pad, Switch Socket Pad, Bottom Pad, Anti-Static Foam |
| Keycaps Profile | Cherry Profile |
| Keycaps Material | PBT Plastic |
| Keycaps Manufacturing Technique | Dye-Sub(silver);Double-shot(Black) |
| Hot swappable | Yes, hot-swappable and compatible with 5-pin mechanical switch |
| RGB | South-Facing RGB Backlight with Per-Key LEDs |
| Polling Rate | 1000 polling in 2.4Ghz and Wired Mode, and 125 polling in Bluetooth mode. |
| Latency | 2.5ms in Wired mode, 4.5ms in 2.4Ghz mode, and 15ms in Bluetooth mode |
| Anti-Ghosting | Yes, the Galaxy65 Mechanical Keyboard supports N-Key Rollover and anti-ghosting |
| Compatibility | Mac/WIN/Android/Linux/PS4/PS5/Switch |
| Keyboard Dimensions | 31.8cm in Length and 11.1cm in Width |
| Keyboard Weight | 1.12kg |
開封と中身
箱

付属品
USBケーブル、キーキャップ&スイッチプラー、USBドングル、予備スイッチ、取扱説明書

本体
シンプルなデザイン。

背面もシンプルですね。角度調整スタンドはありません。

上部左側には端子とスイッチ類。

サイドアングルです。

ノブもアルミ素材です。回し心地、押し心地も良いです。

キーキャップの品質に問題はありませんね。キレイな仕上がりです。

キーキャップの厚みは1.5mmと十分。

採用されているキースイッチは KTT Blueberry Ice cream Switchです。

| Switch Name | KTT Blueberry Ice cream Switch |
| Switch Type | 5-pin Linear, Factory Lubed |
| Initial Force | 32±5 gf |
| Trigger Force | 43±5 gf |
| Bottom-out Force | 53±5 gf |
| Pre-Travel | 1.9±0.3mm |
| Total Travel | 3.6±0.3mm |
| Stem Material | POM |
| Top Material | PC |
| Base Material | POM |
キーボードの中身
せっかくクイックリリース機構が導入されているので、サクッと分解して中身を確認しておきます。

ボールキャッチ式のクイックリリース機構がこれです。ガタツキはなく精度は良いです。

フォーム類の構成は6層構成となっています。

ボトムケースはこのような状態です。

ノブはPCBと分離しており、独立したタイプです。

端子接続部とバッテリーです。

PCBの表と裏です。フレックスカットされていないタイプですね。
分割スペースバーには対応していませんでした。


ガスケットマウントには、PCBに円筒シリコンが装着されていました。

ソフトウェア
VIAに対応しています。
JSONファイルはこちらからダウンロードできます。
Mod Tapに対応していましたが、無線利用時には利用できませんでした。ここは今後改善が必要ですね。
使用感レビュー
デザイン
見た目としては特にコレといった特徴はありせんが、安定した無難なデザインですので、多くの人が使いやすいと思います。
アルミの仕上がりが良く、高級感も感じられます。特に悪いところはありませんね。
機能性
クイックリリース機構が導入されていることで、キーボードを弄くって楽しみたい人にとっては良いと思います。メンテナンスしやすいというメリットもありますしね。
打鍵感・打鍵音
打鍵感は良いですね。KTT Blueberry Ice cream Switchはしっかり潤滑されているので、擦れ音や引っかかる感じはなく、スムーズに動作します。押下圧は軽めですが、軽すぎるという感覚はありませんし、良いバランスで軽快なタイピングが可能です。
ガスケットマウント搭載ですが、クッション感は少なめです。ですので、全体的な打鍵感としては硬めになっており、底打ち時には適度な指へのフィードバックが得られます。
打鍵音はコトコト系ではないですね。高音でどちらかというとカタカタ寄りの音ですが、まろやかさがありますね。音自体の輪郭はそれなりにハッキリしているのに、クリーミーさがあるという、なんとも言えない心地の良いサウンドです。音量としては控えめですが、さすがにオフィス用途には向いていないです。
好みによるところですが、もしかすると人によっては、この音の傾向が中途半端に感じるかもしれません。
▼打鍵音を収録しています▼
気になるポイント
クイックリリース機構の導入について
一般ユーザーにとってはキーボードを分解する意味がわからないかもしれませんが、キーボード愛好家にとっては、分解して、自分好みのキーボードに改造する作業はとても楽しいことです。クイックリリース機構の導入でキーボードの改造がより簡単になるのは良いことだと思います。
しかし、このクイックリリース機構が導入されているのにもかかわらず、改造オプションが用意されていないことが非常に残念です。
分割スペースバーに対応したプレートや、他の素材のプレートが提供されていないので、分解し易くなったところで、フォームを取り外す程度のことしかできません。
新しい要素を追加するチャレンジングな姿勢や、流行に対応することは良いことではありますが、中途半端になっていると思います。万人に使いやすいキーボードにしたいのか、愛好家向けにしたいのか、よくわかりません。
それから、クイックリリース機構についてですが、ケースの密着感が低下することで、キーボード内部の空気が逃げているような感覚を嫌うユーザーも一定数おられるようですね。
それ以外には、ボールキャッチ構造にガタツキが現れることもあります。今回ご提供いただいた製品にはありませんでしたが、安定性が低下することもあります。
これらは利便性とのトレードオフといったところですね。
新しいチャレンジングな取り組みをするのであれば、クイックリリース機構よりも、分割スペースバーのオプション搭載に取り組んで欲しいところです。
「Epomakerの製品にはすべて分割キーボードオプションが用意されている」という状態になれば最高ですね。
Galaxyシリーズについて
そもそもですが、このGalaxyシリーズにこの機構を導入する必要があったのでしょうか?Galaxy68のレビューでも書いたことですが、Galaxyシリーズの統一感はなくなってしまいました。
そして角張ったありきたりなデザインになり、個性がなくなっているように感じます。このGalaxy65の名称が「P65」であったとしても違和感はないでしょう。
Galaxy70の丸みを帯びた重厚なデザインと素晴らしい打鍵感そのままに、小型化した65%モデルを販売して欲しかったですね。シンプルに。
Galaxy70の個性的でかつ心地よい打鍵感、打鍵音とも、どうしても比較してしまいますね。
まとめ
良かったポイント
- クイックリリース機構の搭載
- 心地よい打鍵感・打鍵音
- QMK/VIAに対応
- 技適取得済み
微妙だったポイント
- 改造オプションが提供されていない
- Galaxyシリーズとして立ち位置が中途半端
- USBドングルの収納場所がない
ということで、個人的に色々と意見は述べましたが、このGalaxy65単体として見た場合は、欠点らしい欠点がないキーボードだと思います。ある意味、面白みのないキーボードとも言えますが、優等生的な立ち位置で、安定した実力を楽しむことができるでしょう。
堅牢なアルミ筐体で、万人受けしやすいデザイン、それでいて心地良いまろやかな打鍵感を備えており、十分おすすめできるキーボードになっています。
気になった方はチェックしてみてくださいね。






