
今回は、EPOMAKER「HE 68」のレビューになります。
ラピッドトリガー搭載のキーボードが増えている中、EPOMAKERからも登場です。
すでに別機種HE75 Magは発売されていますし、どんどんゲーミングに力を入れてきていますね。
EPOMAKERさんから商品提供を受けています。レビュー機会を頂きありがとうございます。
いつも通り、忖度なしのレビューをしたいと思います。
epomaker.com
現在Amazon.jpでの取り扱いはなく、Amazon.jp、EPOMAKER公式サイト、EPOMAKER Store(AliExpress)で取り扱いされています。
カラーは2色展開


価格は公式サイトで 9,500円
1万円を切っており、ラピットトリガー搭載キーボードとして買いやすい価格設定になっています。
- 公式サイト リンク Epomaker HE68
- AliExpress(EPOMAKER Store)リンク Epomaker HE68
追記 2025/03/01
Amazonでも取り扱いが開始されています。
それでは、詳細を見ていきたいと思います。レッツゴー!
スペック
|
Brand
|
EPOMAKER
|
|
Model
|
HE68
|
|
Layout
|
65% ANSI US Layout
|
|
Number of Keys
|
67 keys
|
|
Connectivity
|
Cable Wired
|
|
Compatibility
|
Mac/WIN
|
|
Case Material
|
ABS Plastic
|
|
Plate Material
|
Aluminum Alloy Plate
|
|
Flex-Cut
|
No Flex-Cut
|
|
Mounting Structure
|
Gasket-Mount
|
|
PCB Material
|
FR4
|
|
PCB Thickness
|
1.6mm
|
|
Sound Dampening
|
PPRO Sandwich Foam and Silicon Bottom Pad
|
|
Keycaps Profile
|
herry Profile
|
|
Keycaps Material
|
PBT Plastic
|
|
Keycaps Manufacturing technique
|
Double-Shot
|
|
RGB
|
South-facing, per-key RGB
|
|
Polling Rate
|
8000Hz
|
|
Latency
|
0.125ms (USB)
|
|
Anti-Ghosting
|
N-Key Rollover
|
|
Keyboard Dimensions
|
327.61*112.9*39.85mm
|
(公式サイトより引用)
開封と中身
箱
シリーズごとにパッケージを変えていて、いい感じです。

付属品
キーキャッププラー、USBケーブル、予備キースイッチ

本体
今回はホワイトモデルをチョイス。紫の差し色がカッコいいです。


左側には Wootingのようなストラップがあります。

背面はとてもシンプル。

2段階のレッグスタンドがあります。

重量は645.0g

左側上部には USB接続部とWIN/MAC切り替えスイッチ。有線接続のみのモデルなのでシンプルですね。

キーキャップの品質も良いです。

厚みは1.5mmと十分あります。

キースイッチはEpomaker Magnetic Pink Switch。磁気スイッチですね。



ソフトウェア
Epomaker Driverがこのキーボードに対応しています。
キーマッピングの変更

ラピッドトリガーの設定

Snap Key(SOCD)等の設定





使用感レビュー
デザイン
プラスチック筐体ですが、不思議と安っぽさは感じませんね。全体的なデザインが良いからかもしれません。
パッと見た感じではAULA F65に似ていますね。

HE68の方がエッジが角ばっていることと、カラーリングやキーキャップの印字の影響でシャープな印象を受けますね。カッコいいですよ。
機能
ポーリングレート8000Hz、ラピッドトリガー(0.01mm~)、SOCD搭載という昨今のゲーミングキーボードにおけるトレンドを一通り備えています。
有線接続のみというのも良いですね。ゲーム用途に振り切って無駄な機能を省略したのは良い判断だと思います。
ラピッドトリガー搭載キーボードを選択する方の多くは、競技性の高いゲームをプレイしていて、遅延に敏感な方が多いでしょうから。
※私は基本的にゲームはコントローラーでプレイしていますし、今回が磁気スイッチ初体験ですので、詳細な使用感や、他の磁気式キーボードとの比較はできませんので、そこはご了承下さい。私としてもこのレビューは勉強回となっています。
打鍵感・打鍵音
磁気スイッチ初体験でしたが、軽めの押下圧で、スコッと抜けるような独特な感覚は悪くないですね。軽快にタイピングすることができました。Pink Switchの軸ブレ具合ですが、かなり少ないですね。
ガスケットマウント搭載ということで、適度なクッション感もありますね。ポジショニングプレートがアルミなので、適度なクッション感はありつつも、カチッとした打鍵感です。
打鍵音に関しては、そもそもゲーミングキーボードですので、そこまで重要でないとは思いますが、カタカタと小気味良い音が鳴ります。
それなりに音量が出るので、配信などでは使えないかもしれませんね。幸い私は配信もしないボッチゲーマーですし、むしろ打鍵音を楽しみたい人間なので、悪い評価はしていません。
ですが、やはりメカニカルキーボードと比較すると、打鍵音は深みがないチープな音に聞こえてしまうので、そこは仕方ないことなのでしょう。
▼打鍵音を収録しています▼
ゲームでの利用
平和なValheimや、FPSのAPEXで使用しましたが、遅延を感じることもないですし、接続が不安定になることもありませんでした。不具合なく安定していたと思います。
最もラピッドトリガーの効果が発揮されるのは、ストッピングが必要なVALORANTだと思いますが、私はプレイしないので検証できていません。ご了承下さい。
細かな操作性については、私が慣れていないだけのことで、使用する上での不具合は全く無く、このキーボードの性能がしっかりと発揮されていたと思います。

(EPOMAKER CLICK Mouseとの組み合わせ)
まとめ
良かったポイント
- シャープなデザイン
- ラピッドトリガー搭載
- 8000Hzポーリングレート
- SOCD
- コストパフォーマンス
- それなりに良い打鍵感
微妙だったポイント
- 特になし
「微妙だったポイント」が無い評価になりましたね。
1万円以内で買えるラピッドトリガー搭載キーボードとして、流行りの機能を全て盛り込んだ良いキーボードに仕上がっていると思います。デザインも良いですし。
現在はAmazonでの取り扱いがありませんが、取り扱いが開始されれば人気が出そうな予感します。約6000円で買えるAkko MonsGeek Fun60 Pro SPが、現在ベストセラーになっていますからね。
個人的にも、HE68の方がデザイン的にカッコいいと思いますし。
ということで、EPOMAKER「HE68」のレビューをしてきましたが、磁気式キーボード入門として、十分すぎる機能をもったキーボードになっていると思います。
私は、このレビューをきっかけに、しばらくやめていたキーマウ練習を再開したいと思います。
このレビューで、HE68が気になった方は、是非チェックしてみてくださいね。
最後に(個人的に思うこと)
低価格の磁気式キーボードが様々なメーカーから発売されていて、今回もEPOMAKERからも発売されたわけですが、だいたい似たようなものばかりになっている気がします。
流行りに乗っかるのも良いですが、また違った路線で攻めて欲しいところではあります。
HE68は良いキーボードでしたが、他のキーボードと差別化するような、何か大きなポイントが欲しかったですね。
例えば、まだ磁気式の分割キーボードは登場していないですし、磁気式のロープロファイルキーボードは少ないですし、まだまだ開拓するポイントはあると思います。
EPOMAKERには、無難な制作ではなく、新しく生み出すような挑戦をしてほしいと思いますね。
期待したいと思います。







