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【キーボードレビュー】至高のコトコト感!EPOMAKER MS68は高い完成度を誇る大人のキーボードだった!

今回はEPOMAKERの65%配列キーボード「MS68」のレビューをしていきます!

TIDEシリーズから始まり、次々とアルミ筐体キーボードが発売されており、個人的にかなり興味深く、また嬉しく思っています。

EPOMAKERさんから商品提供を受けています。EPOMAKERさん、いつもありがとうございます。案件ではありますが、忖度なしのレビューをしたいと思います。

 

公式サイトで購入できます。$99.00

Epomaker MS68(EPOMAKER公式ショップ)

 

Amazon.jpでも取り扱いがありますね。

日本円で23,680円(10%オフクーポンあり:2024/08/04 執筆時)

円安の影響は大きいですね。

 

結論から先に述べますが、これまで触ってきたEPOMAKER製キーボードの中で

最も完成度が高いキーボード

だと思いました。

 

ではどんなキーボードになっていたのか、以下にレビューしていきます。

レッツゴー!

 

スペック

65%レイアウト、アルミ筐体、ガスケットマウント、VIA対応...etc

公式サイトより引用)

 

開封と中身

非常に綺麗な状態で届きました。EPOMAKERさん、いつも丁寧な梱包ありがとうございます。

 

付属品

USBケーブル、キーキャップ&スイッチプラー、USBドングル、6角ねじ回し、予備スイッチ、取扱説明書

ちなみに取扱説明書には日本語での記載もあります。

が、EPOMAKERさんが本気で日本での展開を広めたいのであれば、マニュアルの日本語対応よりも技適対応ですよ!頑張ってください!

▼公式サイトからダウンロードすることも可能です▼

Epomaker MS68 Manual

 

本体

クラシックなデザインでとてもカッコイイです。

配列的には、矢印キーが分離されていないモデルで、特殊キーは液晶下にHomeとDeleteの2キーだけです。


背面にスタンドはありません。ワイン色のアクセントが効いてますね。

 

サイドにもワイン色のアクセントが入っていて、よく効いています。Good!

 

上部にはUSB接続部、MAC/WIN切り替えスイッチ、接続方法切り替えスイッチがあります。(※技適未対応)

 

小型液晶がついています。ソフトウェアで好きな画像を設定することが可能です。

 

この小型液晶、写真では分かりづらいと思いますが、けっこう画質いいんですよ。

 

背面のケースネジが金色で高級感を感じさせます。こういう細かな部分でのこだわりに好感が持てます。


ケース内は、非常に綺麗です。加工精度が高い印象。

 

キーボードは5層で構成されていました。


プレートはフレックスカットされていないので、ボタン式のスイッチプラーが使いやすかったです。

 

PCBは薄い透明の保護シートに覆われていて、分割スペースバーには対応していませんでした。

 

キーキャップはチェリープロファイル。

 

厚みは1.5mmありました。

重さはどちらかというと軽めですかね。EPOMAKERのキーキャップは総じて軽めですが、その中では重さがある方だと思います。

 

軸・スイッチ

今回は選択した軸は、Wisteria Linearです。

タクタイル版はDyna Tab 75Xで使用したことがありましたが、リニア版は初めてです。

 

ソフトウェア

VIAに対応しています。JSONファイルはこちらからダウンロードできます。

 

小型液晶のカスタマイズに必要なソフトウェアはこちらからダウンロードできます。

 

EPOMAKER製のコイルケーブル

今回のMS68と一緒に新作のコイルケーブルを送って頂きました。

技適の関係で有線接続しかしない(できない)キーボードを常用している私にとって、コイルケーブルはデスク上にアクセントを加える貴重なアイテムです。

 

見てください。モフモフ、モコモコです。

布巻きや編み込みケーブルは見たことがありますが、このタイプは初めてですね。

可愛いすぎるでしょコレ。触り心地もいいです。

 

さらにこのケーブル、光るんですよ。勝手にグラデーションで色が変化していきます。

 

接続にも問題がなかったので、大事に使用していきたいと思います。かなり気に入りました。カラーも3色あります。どれもとても可愛い!全部欲しい!

▼現在はEPOMAKER公式ショップでの販売となっています▼

Epomaker FurMix Cable(公式ショップ)

Epomaker FurMix Cable (AliExpress Epomaker Store)

是非、Amazonでの販売もしてください。

 

使用感レビュー

ということで、MS68に戻りまして、使用した感想などを述べていきたいと思います。

デザイン・機能性

奇抜さはなく、かつ地味過ぎない王道を行くクラシカルなデサインで、落ち着いた雰囲気があります。今回は、ブラックモデルを選択しましたが、他にもカラー展開されていて、どれを選んでも落ち着いた大人な雰囲気を楽しめると思います。

職場で使用するのは「かなりアリ」ですね。

液晶に関しては、現在時刻や接続モード、好きな画像を表示できるので、遊び心やエンタメ性は感じますが、使用用途が限定されるので、実用性が低いのが実際です。個人的には普通にキーを配置してくれた方が良かったですかね。

MS68ではクラシックなデザインに液晶が付くことで、モダンな雰囲気が出せているという面もあるので、デザイン面では良い方に働いているとは思います。

液晶を搭載するのであれば、何か他に実用性が高い機能が欲しいところです。例えば、RK(Royal Kludge N80)では、ノブと液晶が一体化していて、液晶を上手く活用しているように感じます。

ただ単に液晶に何かを表示させるだけというのは、すでに時代遅れになってきているのかもしれませんね。

 

打鍵感・打鍵音

軽い打鍵感で、気持ちよくタイピングできますね。Wisteria Linearがいい仕事をしています。

打鍵音に関してですが、コトコト系、クリーミーな小気味良い音が鳴ります。良い音だとは思うのですが、Wisteria Linearのバネ鳴りが個人的にけっこう気になりました。

以前Flamingo軸でも同様にワシャワシャ感を感じたので、それと似た感覚です。EPOMAKER製の軸は、工場潤滑が不十分な印象があるので、しっかりハンドルブすることにしました。

しっかりとルブしてやることで、ノイズとなっていたバネ鳴りがなくなり、その上滑らかさが増しました。打鍵感がかなり向上しましたね。引っかかりがかなり減少して、指がヌルっと押下されていく感覚がとても気持ち良いです。

打鍵音のクリーミーさも増した印象です。

EPOMAKER製の軸は追加ルブが必要ですね。特にバネには必須だと思います。

ハンドルブしたWisteria Linearに満足しているので、今のところ他の軸への交換はしないでおこうと思います。キーキャップとの相性も良いですから。

もし交換するならAqua KingやVertex V1などと相性が良さそうですね。またそのうち交換した際は動画投稿してみます。

基本的に私の好みの音は、硬めのパチパチ系なのですが、そんな私でも、今回のMS68のコトコト感は、かなり気に入りました。

落ち着いた音色で、コトコト系も捨てたものじゃないですねぇ。

(あ、スタビライザーには何も触れていませんが、特に問題はありませんでした。)

 

▼打鍵音を収録しています▼

 

TIDE65とどっちがおすすめ?

以前TIDE65をレビューしましたが、完全にMS68の方が良いですね。

TIDE65はデフォルト状態でのキーキャップとスイッチとの相性が良くないので、打鍵音もあまり良くないです。キーキャップと軸を交換してしまえば良いのですが、出費がかさみますからね。もちろん打鍵音はそれぞれの好みによるところが大きいですが。

デザイン面では、エッジデザインがカッコいいTIDE65の方が上かもしれませんが、デフォルト状態で比較した場合、トータルバランスが良いのはMS68ですね。

価格面では、MS68の方が後発なので現在はわずかに高くなっていますが、どちらも約20,000円程度で(もともとの販売価格はTIDE65の方が上です)、決して安くはない、どちらかといえば高級路線の製品ですが、追加の出費が不要なMS68を選んだほうが価格に見合った満足感を得られると思います。

パチパチ系が好きな私が、コトコト系のMS68の方が良いと感じています。つまりはそういうことです。

TIDEシリーズはキーキャップとスイッチを交換することを前提にするのであれば、かなり出来の良い筐体だとは思いますが。

 

おすすめかどうか

かなりおすすめできます。

EPOMAKER初のアルミ筐体キーボードとして登場したTIDE65よりも優れた製品になっていると思います。TIDE65は噛ませ犬的な存在なのか?と疑ってしまうレベルです。

20,000円という価格は比較的高級な部類で、手が出しにくい価格帯ですので、コスパを重視する方にはおすすめはできないかもしれません。しかしながら、20,000円の価値を十分に感じられる仕上がりになっているので、買って後悔はしないでしょう。

 

価格を度外視した場合

EPOMAKERのキーボードで一番良い!

と思いました。

 

個人的な希望・要望
  • 筐体自体の出来がかなり良いですから、ベアボーンキットの販売があれば、ユーザー側のコスト削減に繋がると思います。
  • オプションでプレートの種類を選択できるようになるといいですね。私は硬めの打鍵感・打鍵音が好きなので、FR4やアルミのプレートを使ってみたいです。
  • 分割スペースバーに対応したPCBだったらさらに良かったなぁと思います。
  • 技適対応を是非進めていただきたい。これができればEPOMAKERは、日本で天下取れるんじゃないかと思うくらいです。もはやこの希望は定型文となりつつありますね。

 

まとめ

今回はEPOMAKER MS68のレビューをしてきましたが、非常に完成度の高い、大人なキーボードに仕上がっていました。

特にコスパに優れているわけではありませんが、価格に見合った、いやそれ以上の満足感を十分に得られるキーボードだと思います。

落ち着いたデスク周りを構築したい方におすすめしたいキーボードです。

 

テンションが上っていつもより記事の文字数が多くなってしまいました。

そろそろEPOMAKERキーボードのランキング記事を作っても良いかもしれませんね。もちろん今回のMS68が今のところ1位に君臨しています。

気が向いたら作成しようと思います。