タイトル通りなのですが、ワイヤレスイヤホンで最も重要な機能は、外音取り込み機能だと思います。
この記事は元々「ワイヤレスイヤホンは状況、端末に合わせて、特化したものを使うべし!」というタイトルで書き進めていたのですが、結局の所外音取り込みが重要であるという結論に至り、今回のタイトルとなりました。
ということで、この記事の結論は
外音取り込みが最も重要な機能である
ということです。
個人的にですが、1台のイヤホンの総合力ではなく、特化したものを使う方が、何かと捗ると考えています。
サッカーで例えるのであれば、フォワード、ミッドフィルダー、ディフェンダー、ゴールキーパーといったように、それぞれに役割があり、それぞれにスペシャリストを配置します。
これはワイヤレスイヤホンも全く同じです。
最近は、マルチポイントに対応したモデルも増えており、1台のイヤホンの総合力がどんどん向上していますが、スペシャリストではないのです。
そして総合力が高いものは価格も高いんです!
では
いくつかの状況例に挙げて見ていきましょう。
外音取り込み機能が重要視される場面
通勤時(電車・バス)
アナウンスの聞き逃しがないように外音取り込み機能
騒音防止のためのノイズキャンセリング(あれば)
通勤時(車)
安全運転義務があり、周囲の音を常に確認できることが重要ですので、外音取り込みが大切です。ですので外音取り込み機能に特化したインナーイヤー型や骨伝導型がおすすめです。
※車の運転中のイヤホンの着用に関して、道路交通法では明確に禁止はされていませんが、イヤホン着用が原因で事故を起こした場合、安全運転義務違反となるので注意が必要です。
運動時
装着性が良く、落下しにくい構造のものが良いですね。イヤーフックやイヤーフィンがついたもの、ネックバンド式の製品がおすすめです。汗対策として防水性も大切です。
運動の種類にもよりますが、外音取り込み機能が大切です。
自宅リビングで使う
いやゆるながら聴きですね。長時間つけていても聴き疲れしないものがおすすめ。来客や宅配便、子育て中であれば赤ちゃんの泣き声に気付けるよう外音取り込み機能が大切です。
就寝時
枕で圧迫されても痛くないイヤホンがおすすめです。睡眠用イヤホン、いわゆる寝ホンに関しては、過去に記事にしていますので参考にしてください。
ノイキャンを重視するか、外音取り込みを重視するかは人それぞれもしれませんね。安全面で考えると外音取り込みが重要であると思いますが。
外音取り込み機能が重要視されない場面
入浴
入浴の時は、シャワー音や反響音で音が聞こえづらいこともあるので、遮音性が大事です。防水性能はIP7〜8程度ないと厳しいです。そもそも入浴時での使用に関してどのメーカーは推奨しておりませんので、自己責任にはなりますが。
シャワー時に外れてしまうこともあるので、イヤーフックやイヤーフィンが付いているものがおすすめです。
ゲーミング用途
ゲームの種類にもよりますが、対戦型ゲームであれば足音や銃声などに集中したい時は遮音性を重視したものが良いですね。
シミュレーション系やRPGなどでは特に気にする必要はないと思います。
基本的には有線接続が良いですが、ワイヤレス環境を作るのであれば、aptX-LLのコーデックに対応しているものや、2.4Ghzの接続ができるものがおすすめ。過去記事で有線イヤホンを無線化する記事を書いています。
外音取り込み機能が重視されない場面は
音を聴きに行く場面、じっくり音楽を聞いたり、集中して映画を見たい時、ゲームで足音を聞き逃さないようにしたい時です。
つまり、何かにフォーカスして使用する時に限定されるのです。
使用時間で考えると
いくつかの状況を例に挙げましたが、時間として考えて場合、「外音取り込み機能が重視される場面」は、「外音取り込み機能が重視されない場面」よりも圧倒的に長いことがわかります。
Air Podsが売れ続けているのは、高いのノイズキャンセリング機能に加え、その圧倒的に自然に聞こえる外音取り込み機能があるからなのです。つまり、様々な状況への対応力が高いということになります。
おすすめの使い方
場所ごとに設置しておく
使用する場所に、その場所に適した製品を置いておくことです。リビングに1台、風呂場に1台、寝室に1台といったように、特化したものを設置しておく。
1端末には1台の考え方
マルチポイント機能も便利ですが、1端末に1台というセットで使用することをおすすめします。
私の例としては、寝室に寝ホン、リビングに骨伝導、玄関に外出用、PC周りにゲーミング用と音楽用、タブレット用に1台、というような使い分けをしています。
ヘッドホンを入れるともう少し増えるのですが、今回はワイヤレスイヤホンに関しての記事なので、横においておきます。
まとめ
ということで、冒頭に述べたように、結論は
外音取り込みが最も重要な機能である
ということになります。
異論は認めます。では。